日本カトリック映画賞 授賞式&上映会


(上の画像は、○印あるいは< >の印の操作で、チラシの表裏を、またそれぞれ、クリックで拡大してご覧いただけます)
= 拡大画像は、PDFファイルです =
41-003第41回日本カトリック映画賞(2016年度)が決定しました!
今年は、
この世界の片隅に(片渕須直監督)です。

 この映画賞は、カトリックの国際的な団体であるSIGNIS(世界カトリックメディア協議会)の日本組織、SIGNIS JAPAN(シグニス・ジャパン >オフィシャルサイト)が、毎年、前年の12月から当年11月までに、日本国内で制作、公開された映画の中から、カトリックの世界観と価値観に、最も適った作品を選んで贈る賞です。晴佐久神父は、同組織の顧問司祭。

 2017年520日(土)に、上映会(字幕付き)と授賞式、そして、片渕監督と晴佐久神父の対談(要約筆記&手話通訳付き)が行われますので、ぜひいらっしゃいませんか?

場所: なかのZERO大ホール(東京都中野区中野2-9-7/JRまたは東京メトロ東西線の中野駅南口から徒歩8分)
   >>>  Google Map >>> 交通アクセス

開場: 12時 / 上映: 12時半
チケット:1,000円 / 高校生以下、障がい者(含介助者1名)800円

=== チケット入手方法 ===
◎ 販売所でのご購入 (完売の販売店は「―」で随時消しています)
 聖イグナチオ教会案内所、スペースセントポール(東京カテドラル内)サンパウロ書店(四ッ谷駅前)、ドン・ボスコ社(四ッ谷)、高円寺教会天使の森

※問い合わせ先
 SIGNIS JAPAN事務局 TEL 090-8700-6860(担当 大沼さん)
★メールでのお申し込み受け付けは、5/9をもって終了しております。
(※注:「福音の村」では、チケットのお取り扱いはありません)
★満席の場合は、入場をご遠慮いただく場合もあります。ご注意ください。
+++++++

《授賞にあたって》
この世界の片隅「を」 シグニス・ジャパン顧問司祭 晴佐久昌英(カトリック司祭)

 主人公のすずが、道端にしゃがみこんで何かを見つめている。アリの行列だ。この世界の片隅にけなげに生きている、小さなアリを優しく見守る、すずのまなざし。そのまなざしこそは、最も小さな命をいとおしむ、この映画のまなざしである。いつの世にあっても、争いを起こすのは、自分が「この世界の中心」だと思い込んでいる人たちだ。彼らは、重くて固い靴で行進し、自らがアリを踏みつぶしていることなど、意にも介さない。彼らにとって、「この世界の片隅」など存在しないのである。分断と排除の声が高まる、今の時代に最も必要なこと、それは、この世界の片隅をまっすぐに、敬意をもって見つめることなのではないか。この世界の片隅に幸せが訪れない限り、この世界のだれも幸せにはなれないのだから。イエス・キリストは、無力な人、弱い立場の人について、弟子たちにこう教えた。「これらの小さな者を一人でも軽んじないように気をつけなさい」(マタイ18・10)

 もしも映画に、世界を幸せにするという使命があるならば、この世界の片隅をきちんと描くことを置いてほかにない。その意味で、片隅の人生に秘められた価値を信じ、片隅の涙に共感する観客の心を信じたこの映画は、間違いなくその使命を果たしている。今も世界の片隅で、理不尽な苦しみに耐えて必死に生きている、無数のすずと心をひとつにして、ここに日本カトリック映画賞を贈りたい。

 すずが、自分を見染めてくれた周作に言ったひとことが、一瞬、映画を見ている自分に言われたような気がして、ぐっと来た。
 「ありがとう。この世界の片隅に、うちを見つけてくれて」

41-003◎ なかのZERO