またそれぞれ、クリックで拡大します。第42回 日本カトリック映画賞(2017年度)が決定しました!
授賞式と上映会が行われますので、皆さま、ぜひお越しください。
【 第42回日本カトリック映画賞 】
「ブランカとギター弾き」
上 映: タガログ語 日本語字幕付き 77分
映画公式サイト: http://transformer.co.jp/m/blanka/
あらすじ: 舞台はフィリピンのマニラ、スラム街。孤児でストリートチルドレンの少女、「ブランカ」と、盲目でホームレスのギター弾き、「ピーター」の物語。母親がほしいブランカは、お金で買おうと考える。ある日、ピーターと出会い、得意の歌を生かして、お金を得ることを教えられる。ブランカは、彼のギターをバックにレストランで歌い始め、計画は、順調に進むように見えたのだが・・・。
【 授賞式と上映会 】
2018年 5月12日(土)
予 定: 上映後に授賞式と長谷井宏紀監督と晴佐久昌英神父の対談(予定) / 終了予定は15時40分
会 場: なかのZERO 大ホール(施設案内)
場 所: 東京都中野区中野2-9-7(JRまたは東京メトロ東西線の中野駅南口から徒歩8分)
交 通: Google マップ / 中野駅からのご案内
チケット : 1,000円 / 高校生以下、障がい者(介助者1名含む)800円
バリアフリー: 字幕付き上映、対談は要約筆記および手話通訳付き
主 催: SIGNIS JAPAN(カトリックメディア協議会):オフィシャルサイト・主催者からのご案内
【 チケット入手方法 】
(以下のいずれかの方法で入手してください)
聖イグナチオ教会案内所、スペースセントポール(東京カテドラル内)、サンパウロ書店(四ッ谷駅前)、ドン・ボスコ社(四ッ谷)、高円寺教会天使の森
2. メール・電話での申込み
☆メールでのお申し込みの場合は、SIGNIS JAPAN事務局まで、以下をお知らせください。
事務局から、確認のメールが届きます。
(※注:「福音の村」では、チケットのお取り扱いはありません)
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送付先: info@signis-japan.org
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① 件 名: 5/12(土)日本カトリック映画賞 授賞式&上映会チケット申し込み
② お名前:
③ 連絡先電話番号:
④ チケット枚数: (高校生以下、障がい者の方はその旨記して下さい)
⑤ 備 考:
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★確認メール送信後のキャンセルはできませんのでご了解下さい。
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☆電話での申し込みの場合は、以下までお願いします。
SIGNIS JAPAN事務局(担当 大沼さん): TEL 090-8700-6860
なんて美しい映画だろう。街が、人々が、そこに、そのままに存在しているだけで、美しい。実際にスクリーンに映っているのは、大都会の汚れたスラム街であり、貧しいストリートチルドレンやホームレスなのに、すべてが美しく見えるのは、なぜだろう。それは、撮っている人が、それらを美しいと思っているからだ。映画とは、そのようなまなざしを持っている人たちの芸術なのである。
この街を、この人たちを撮りたいと願った、その監督の熱いときめきがスクリーンの隅々に宿っている。ブランカへの共感、セバスチャンへの愛着、そしてピーターへの敬意。彼らをいとおしむそのまなざしを共有するとき、観客もまた共感し、愛着を感じ、敬意を持つ。それは、貧しき者を限りなくいつくしむ、あのキリストのまなざしに連なることでもあるのではないか。
思えば、私たちも日々街角で、ブランカやセバスチャン、ピーターとすれ違う。その一瞬、確かに何かを感じているのだが、それは、次の角を曲がれば消えてしまう。その消えてしまった思いこそが、この孤独な世界を救うのに! しかし、長谷井監督は、目には見えないそんな思いをていねいにすくいとり、目に見える映画にして残してくれた。セバスチャンの無垢な笑顔を見ているうちに、映画とは何かが、分かった気がした。それはたぶん、人間の美しさをみんなで共有する道具なのだ。
なかでも、ブランカとピーターが、血縁を超えてまさに「家族」になった瞬間の、あの二人の表情は、神々しいまでに美しい。そうだ、神さまがお創りになったこの世界は、本来美しいのだ。潤む画面を見つめながら、「こんな一瞬を撮る人に、どうしても私たちの賞を差し上げたい」と、心底思った。
◎ なかのZERO( Google マップ*中野駅からのご案内)
【参考】日本カトリック映画賞
この映画賞は、カトリックの国際的な団体であるSIGNIS(世界カトリックメディア協議会)の日本組織、SIGNIS JAPAN(シグニス・ジャパン)が、毎年、前年の12月から当年11月までに、日本国内で制作、公開された映画の中から、カトリックの世界観と価値観に、最も適った作品を選んで贈られる。晴佐久神父は、同組織の顧問司祭。